天皇論
「戦争論」で日本中に大きな論議を巻き起こして以来、私と公の問題をメインテーマに、国とは何か、日本とは何かを考え続けてきた小林氏にとって、天皇は避けることの出来ないテーマであったはず。
タブーとされがちなテーマに真正面から取り組んでいく姿勢は氏の特長の一つであり、見習うべき点である。
今回も、この難しいテーマに怯まず、自分の主張を通しきっている。
まずは、この本の上梓に感謝の意を捧げたい。
- 作者: 小林よしのり
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/06/04
- メディア: 単行本
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天皇とは、何か。
一言で言えば、シャーマンキング、祭祀を司る王様である。
世俗を超えた聖なる存在*1であり、日本国と日本人のために祈りを捧げるのが仕事である。*2
なぜ天皇という仕組みが生まれたのか、天皇は日本にとってどのような存在であるのかが、この本の中で解き明かされている。
天皇を知ることが日本を知ることだと、読者は知るだろう。
日本について、もっと深く考えたい人は必読の書。
- 作者: 小林よしのり
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 1998/06/01
- メディア: ペーパーバック
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