インフレ対策できてますか?

先週末の土曜日(6月27日)に、大阪の投資信託会社「浪花おふくろ投信(以下、おふくろ投信)」のセミナーに参加してきました。


おふくろ投信は、Fund of Fundsで、他の投信に資金運用を任せるスタイルです。
運用先の人を含めてのセミナーでしたが、さわかみ投信の社長・澤上篤人氏の話が非常に参考になりました。


澤上社長の発言要旨は以下の通り。
・日本経済は戦後ながらく発展経済*1であった。
・そのため、これまでは、きちんと働いて貯蓄する、というスタイルで、不自由のない生活を送ることができた。
・今の日本は成熟経済*2である。
・自分が必死に働くだけではなく、お金にも働いてもらう(投資)必要がある。
・また、現在の景気対策の反動で、数年後にはインフレ*3が襲ってくる。
・社会に本当に必要な物を売っている会社なら、インフレでも売上が伸ばせ、株価を上げられる。
・よって、インフレ対策の意味からも、投資が重要である。


底は脱したといえ、株価にはまだまだ割安感があります。
実際、今がチャンスと投資を始める個人投資家も増えているとか。
家庭の資金防衛の意味からも、投資を始めてみては如何でしょうか?

*1:作れば売れる。右肩上がりの経済

*2:本当に要求される物しか売れない

*3:現金の価値が非常に下がる

人生のABC

経営コンサルタント小宮一慶氏が、氏の実体験や人から学んだ成功するための秘訣を述べられた本。


あたりまえのことをバカになってちゃんとやる

あたりまえのことをバカになってちゃんとやる


しっかり一つ一つの物事に取り組んでいくことで、道が開ける、という内容です。
最近の自己啓発本は、こういう地に足がついた路線が多いですね。良い傾向です。
下の本も、同じ路線ですね。


仕事は頭でするな、身体でせよ!

仕事は頭でするな、身体でせよ!


さて、前向きに、ひたむきに、物事に取り組むためにはどうするか。
小宮氏曰く、一つは、目標を持つこと。
そしてもう一つは、とにかく手を動かす事。
「頭は臆病。でも、手は臆病ではない」
けだし、名言です。


努力を続ける事によって、能力という財産を作っていく。
その為には、3時間の努力*1、30時間の勉強*2、仕事のストック化などが必要。


あと、面白かった提案が、細かい事一つ一つに意思決定をし、評価し、是非を検証する、という方式。
一瞬で決断し、すぐに見直し、ベストの選択だったかを判断する。
それによって、次の決断の精度を高める。
早速やってみています。

*1:わずかの時間で上達できる事が、一生の財産になる

*2:目の前の仕事を本質まで理解できる思考の枠組みを創る

情報とビジネス

「ハゲタカ」シリーズを立て続けに読んでいる。


ハゲタカ(上) (講談社文庫)

ハゲタカ(上) (講談社文庫)

ハゲタカ(下) (講談社文庫)

ハゲタカ(下) (講談社文庫)

ハゲタカ2(上) (講談社文庫)

ハゲタカ2(上) (講談社文庫)

ハゲタカ2(下) (講談社文庫)

ハゲタカ2(下) (講談社文庫)


先週の日記でも書いたのだが、この小説の面白さの一つが、そこで繰り広げられる情報戦にある。
情報が大事なのは、現実のビジネスも同じこと。
ビジネスマンなら、やはり、その部分に魅かれるのではないかな。


翻って、個人的な話を。
昨日、とあるお客さんが、オキシドールを買いたいと言ってきまして。
通常は他社から買っていたのだが、薬事法の関係で買えなくなったとのこと。
大切なお客さんであるので、社内を当たって、医薬品の販売免許を持っている部署を探して、お客さんからもメーカーや製品についてあれこれ連絡を受けて、供給体制を整えたつもりで、さあメーカーに電話をかけたら、やっぱり売れないと言われました。
なんでも、「医療法医薬品」に該当するらしく、医療機関がエンドユーザーじゃなければ売れなくなったのだそう。当のお客さんは電子部品の製造業者なので、最初から取引の成立しない話だったわけですね。


メーカーや今まで売っていた他社からも情報を取っていれば、無駄な動きをせずに済んだという話。
「ハゲタカ」のように、多角的に情報を取っていくべきですね。
情報でビジネスを動かそう!


蛇足:
「ハゲタカII」で気になった名言。

本当のサムライは、いつどこで死んでも悔いのないよう、どう生きるかを常に考えている

どう生きるか、それが本当に問題だ。

三菱鉛筆急騰

三菱鉛筆の株価が急騰している。
前日比+105円(9.24%up)の1,241円。
それでもまだ、PBRは1.0を切っているわけで*1、割安には違いないのだろう。
けれども、上昇の理由が分からないのは少々気持ち悪い。


ネットで理由を探したけれど、これ*2くらいしか見つからなかった。
HMVとの販促が、株価急騰の理由になるのだろうか?

*1:一株純資産は1,346.9円

*2:"三菱鉛筆ジェットストリーム」とHMVがコラボ販促"

「1分で大切なことを伝える技術」

齋藤孝氏の本を読んだ。

1分で大切なことを伝える技術 (PHP新書)

1分で大切なことを伝える技術 (PHP新書)

1分間に話を纏めることで、意味のある、内容の濃い話ができるようになろう!というのが氏の論旨。
氏が実践している事柄を詰め込んであり、いつもながら有用性が高い。


気にかかった内容は、下記の通り。

・川のフォーマット
知識・理解の断絶を踏み石感覚で埋めていく


・円のフォーマット
1分を3〜4分割して構成を考える。


・ミス再発防止カード
失敗の防止対策を3点ほどにまとめて、目のつくところに置いておく。


・"You can do it!"
「がんばれ!」と追い込むのではなく、「お前ならできるよ!」と支えてやる。


その他:クリアな問題提起、心のチェックシート

実践してみないと価値が分からないと思う。
さっそく実践していきたい。

ハゲタカ!

映画「ハゲタカ」の原作を読んだ。

レッドゾーン(上)

レッドゾーン(上)

レッドゾーン(下)

レッドゾーン(下)

巨大な外貨準備高を背景に圧力を掛けてくる中国政府系ファンド・ICI、
内憂外患に悩まされながらも必死で抗する日本No.1の自動車メーカー・アカマ自動車*1
己の立ち位置に悩みながらも、義と利を掲げて闘うハゲタカ・鷲津政彦、
そんな百戦錬磨のキャラクター達が、知能の限りを尽くしてぶつかり合う、
面白くないはずがない。


M&Aの話なので、売った!買った!と仕手戦が繰り広げられるのかと思ったら、違うんですね。
情報を集めて、相手の手の内を読み、それを上回る策を立てる。
知能戦に魅了されました!
読んで損のない本。

*1:当然モデルはトヨタ

ビジネス=交換: ヒト・モノ・カネで捉えよう!

ビジネス本のご紹介。

「記事トレ!」日経新聞で鍛えるビジュアル思考力

「記事トレ!」日経新聞で鍛えるビジュアル思考力

ビジネスをヒト・モノ・カネで図式化して捉える。
=ビジネスモデルの把握
ヒト・モノ・カネの軸をずらす事で、新しいビジネスを発想する。


二つのアタマ(消費者アタマと経営者アタマ)で考える。
答えを知っていそうな人に考え・質問をぶつけてみる。


http://3w1h.jp/download/index.html