インフレ対策できてますか?
先週末の土曜日(6月27日)に、大阪の投資信託会社「浪花おふくろ投信(以下、おふくろ投信)」のセミナーに参加してきました。
おふくろ投信は、Fund of Fundsで、他の投信に資金運用を任せるスタイルです。
運用先の人を含めてのセミナーでしたが、さわかみ投信の社長・澤上篤人氏の話が非常に参考になりました。
澤上社長の発言要旨は以下の通り。
・日本経済は戦後ながらく発展経済*1であった。
・そのため、これまでは、きちんと働いて貯蓄する、というスタイルで、不自由のない生活を送ることができた。
・今の日本は成熟経済*2である。
・自分が必死に働くだけではなく、お金にも働いてもらう(投資)必要がある。
・また、現在の景気対策の反動で、数年後にはインフレ*3が襲ってくる。
・社会に本当に必要な物を売っている会社なら、インフレでも売上が伸ばせ、株価を上げられる。
・よって、インフレ対策の意味からも、投資が重要である。
底は脱したといえ、株価にはまだまだ割安感があります。
実際、今がチャンスと投資を始める個人投資家も増えているとか。
家庭の資金防衛の意味からも、投資を始めてみては如何でしょうか?
人生のABC
経営コンサルタント・小宮一慶氏が、氏の実体験や人から学んだ成功するための秘訣を述べられた本。
- 作者: 小宮一慶
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2009/04/13
- メディア: 単行本
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しっかり一つ一つの物事に取り組んでいくことで、道が開ける、という内容です。
最近の自己啓発本は、こういう地に足がついた路線が多いですね。良い傾向です。
下の本も、同じ路線ですね。
- 作者: 久恒啓一
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2008/03/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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さて、前向きに、ひたむきに、物事に取り組むためにはどうするか。
小宮氏曰く、一つは、目標を持つこと。
そしてもう一つは、とにかく手を動かす事。
「頭は臆病。でも、手は臆病ではない」
けだし、名言です。
努力を続ける事によって、能力という財産を作っていく。
その為には、3時間の努力*1、30時間の勉強*2、仕事のストック化などが必要。
あと、面白かった提案が、細かい事一つ一つに意思決定をし、評価し、是非を検証する、という方式。
一瞬で決断し、すぐに見直し、ベストの選択だったかを判断する。
それによって、次の決断の精度を高める。
早速やってみています。
情報とビジネス
「ハゲタカ」シリーズを立て続けに読んでいる。
- 作者: 真山仁
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/03/15
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- 作者: 真山仁
- 出版社/メーカー: 講談社
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- 作者: 真山仁
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先週の日記でも書いたのだが、この小説の面白さの一つが、そこで繰り広げられる情報戦にある。
情報が大事なのは、現実のビジネスも同じこと。
ビジネスマンなら、やはり、その部分に魅かれるのではないかな。
翻って、個人的な話を。
昨日、とあるお客さんが、オキシドールを買いたいと言ってきまして。
通常は他社から買っていたのだが、薬事法の関係で買えなくなったとのこと。
大切なお客さんであるので、社内を当たって、医薬品の販売免許を持っている部署を探して、お客さんからもメーカーや製品についてあれこれ連絡を受けて、供給体制を整えたつもりで、さあメーカーに電話をかけたら、やっぱり売れないと言われました。
なんでも、「医療法医薬品」に該当するらしく、医療機関がエンドユーザーじゃなければ売れなくなったのだそう。当のお客さんは電子部品の製造業者なので、最初から取引の成立しない話だったわけですね。
メーカーや今まで売っていた他社からも情報を取っていれば、無駄な動きをせずに済んだという話。
「ハゲタカ」のように、多角的に情報を取っていくべきですね。
情報でビジネスを動かそう!
蛇足:
「ハゲタカII」で気になった名言。
本当のサムライは、いつどこで死んでも悔いのないよう、どう生きるかを常に考えている
どう生きるか、それが本当に問題だ。
「1分で大切なことを伝える技術」
齋藤孝氏の本を読んだ。
- 作者: 齋藤孝
- 出版社/メーカー: PHP研究所
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1分間に話を纏めることで、意味のある、内容の濃い話ができるようになろう!というのが氏の論旨。
氏が実践している事柄を詰め込んであり、いつもながら有用性が高い。
気にかかった内容は、下記の通り。
・川のフォーマット
知識・理解の断絶を踏み石感覚で埋めていく
・円のフォーマット
1分を3〜4分割して構成を考える。
・ミス再発防止カード
失敗の防止対策を3点ほどにまとめて、目のつくところに置いておく。
・"You can do it!"
「がんばれ!」と追い込むのではなく、「お前ならできるよ!」と支えてやる。
その他:クリアな問題提起、心のチェックシート
実践してみないと価値が分からないと思う。
さっそく実践していきたい。
ハゲタカ!
映画「ハゲタカ」の原作を読んだ。
- 作者: 真山仁
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/04/24
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- 作者: 真山仁
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巨大な外貨準備高を背景に圧力を掛けてくる中国政府系ファンド・ICI、
内憂外患に悩まされながらも必死で抗する日本No.1の自動車メーカー・アカマ自動車*1
己の立ち位置に悩みながらも、義と利を掲げて闘うハゲタカ・鷲津政彦、
そんな百戦錬磨のキャラクター達が、知能の限りを尽くしてぶつかり合う、
面白くないはずがない。
M&Aの話なので、売った!買った!と仕手戦が繰り広げられるのかと思ったら、違うんですね。
情報を集めて、相手の手の内を読み、それを上回る策を立てる。
知能戦に魅了されました!
読んで損のない本。
ビジネス=交換: ヒト・モノ・カネで捉えよう!
ビジネス本のご紹介。
- 作者: 板橋悟
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2009/05/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ビジネスをヒト・モノ・カネで図式化して捉える。
=ビジネスモデルの把握
ヒト・モノ・カネの軸をずらす事で、新しいビジネスを発想する。
二つのアタマ(消費者アタマと経営者アタマ)で考える。
答えを知っていそうな人に考え・質問をぶつけてみる。